News お知らせ

産学官連携産学交流会

2022年度 第3回 ジェンダード・イノベーション産学交流会

【日時】 2023年1月20日(金曜日)16時00分~18時00分
【会場】 お茶の水女子大学共通講義棟2号館 101教室
【テーマ】 研究・動向紹介及び学生発表
【参加者】 25社(オブザーバー2社および1地方団体を含む)から42名

プログラム

①16:00~16:25 研究紹介「機関投資家視点による理想的人的資本開示 
 ―ジェンダー項目の開示事項に沿って―」 
  福田智美(お茶の水女子大学大学院ジェンダー学際研究専攻1年)
②16:25~16:40 動向紹介「ジェンダード・イノベーションに関する国際特許調査&国際IT企業の特許調査」
 内田史彦(IGI特任教授)
③16:40~17:58 拡大討論「起業家教育と産学交流会の融合」
 〈テーマ〉 ジェンダード・イノベーションによる「女性活躍」「新ビジネス」の革新 
④17:58~18:00 ラップアップ

開催報告

2023年1月20日(金曜日)に、特別講義棟2号館101室において第3回ジェンダード・イノベーション産学交流会を開催した。参加機関は、前回の14社を上回る25社(オブザーバー2社および1地方団体を含む)から42名の参加があった。まず初めに、本学の後期課程1年生の福田智美氏より「機関投資家による理想的人的資本開示-ジェンダー項目の開示事項に沿って」の研究紹介があった。

続いて、IGI研究所の内田史彦特任教授より、令和3年度に採択された内閣府「国立大学イノベーション創出環境強化事業」で実施した特許調査の結果をもとに「ジェンダード・イノベーションの国際特許動向」に関する紹介があった。

 

さらに、2022年度後期に開講した「ジェンダード・イノベーション起業演習」の受講生13名(学部1年~3年:12名、大学院:1名)が、「交流会に参加している企業10業種×ジェンダード・イノベーション」をテーマに3分間ピッチ発表をおこなった。学生たちは、「ジェンダード・イノベーション起業演習」において、①特許とは/検索エンジンSCOUT演習(12月9日)、②エレベータピッチ演習(12月16日)、③模擬3分ピッチ(1月13日)の授業を受けており、自ら情報検索エンジン(SCOUT)を駆使して事例を探索し、エレベータピッチの手法を用いて3分のピッチをおこなった。また、参加企業の方々に、内容およびプレゼンについてそれぞれ5点ずつ合計10満点での採点と、各ピッチへのコメントを記載いただいた(表)。37名の方が採点してくださり、29名の方が、学生への個別コメントを記載してくださった。採点の結果、第1位は繊維(337ポイント)、第2位は保険(316ポイント)、第3位はオフィス(309ポイント)であった。さらに、質疑応答では、企業側 から19件もの発言があり、そのうち8件は、自社に持ち帰って事業に活かせるか検討したい、という積極的なものであった。